都市銀行、大手銀行など、全国の銀行の貸出残高が、2008年4月以来、1年7ヶ月ぶりに0.9%の減少となった。
減少した理由について全国銀行協会は、昨年からの「リーマン・ショック」の直後ということで、市場からの資金調達が難しくなったことにより、一時的に銀行への借り入れが集中したが、現在は、金融市場からの資金調達もしやすくなったため、その反動で減少に転じたのではとみている。
業態別の減増をみてみると、都市銀行は2.8%減と2ヶ月連続で前年同月を下回り、一方、地方銀行は0.9%増、第二地銀は0.5%増、信託銀行は4.3%増と増加を見せるところもあるが、いずれも前月からは縮小傾向にある。
なお、月中平均貸出残高は、都銀・信託銀行でみると、207兆7,922億円、地銀などを含めると400兆5,087億円となる。
このように銀行からの借入が減少している中、依然として民間企業の新株発行のニュースが目立っており、今後の金融市場の動向に注目していきたい。


