大和証券は10月23日、預金に特化したインターネット銀行の設立準備を開始したことを発表した。大手証券会社がネット銀行を立ちあげるのは、初めてのことである。今後の予定としては、来年4月に準備会社を設立し、銀行免許を取得したうえで2011年中の開業を目指す。
新銀行は大和グループの子会社となり、大和証券の証券総合口座と新銀行の預金口座の自動振り替えサービスにより、金融商品の提供をワンストップで行う。大和証券の顧客は、新銀行の口座を通して、商品の売買が行えるようになる。
商品展開については、住宅ローンや投資信託、融資などは行わずに、預金に絞って展開をする予定だ。気になる預金利率だが、大手銀行の普通預金と比べて高い水準で設定する見通しである。
2000年に入り、ネット銀行が相次いで設立されている。無店舗により運営コストを抑えられる分、預金利率に還元されるなど、ネット銀行ならではのメリットで消費者に注目され、今年においては黒字転換の業績を見せるなどの急成長を遂げている。今回、大手証券会社である大和証券の参入により、これから更にネット銀行の成長に期待ができる。なお、現時点では、預金の法人対応など商品の詳細については未定だが、今後の対応を見ていきたい。


